東日本大震災からまもなく1ヶ月。内陸に住んでいる私達の生活はほぼ戻りましたが、震災の影響の大きい沿岸部ではまだまだ。毎日、新聞やTVなどで見る悲惨な光景に、目を覆いたくなるような現実ばかりです。1日も早い復興を微力ながら支えて行きたいと思います。
さて、昨日ですが、私の住んでいる石鳥谷の青年部の総会があり、出席をしてきました。
実は総会の日時が本当は3/11。そう、くしくもあの日が総会当日であったのですが、地震がおき、連絡網もたたれ、やむなく延期という事に。しかも表紙の場所は、石巻の女川のあたり。ここも津波で流されたかもしれないと、青年部の皆さんがおっしゃっておりました(私、この研修にはいけませんでした...)。
青年部の総会という事で、議案の承認がメインでしたが、まだ入って間もない私にとって、青年部がどのように運営されているのかがわかる、よい機会。皆さんの話に真剣に耳を傾け、改めて自分に対しての農業に対しての心構えができた総会でありました。
今年の青年部の動きは盟友数(青年部の皆さんの事をわれわれは「盟友」と呼んでいます)を増やす事はもちろん、勉強会や研修視察、そのほか他業種(商工会青年部の方々など)との交流、食農事業(種蒔きからはじめ、販売までを実際に体験する)など、多岐にわたります。参加は強制ではないのですが、どれも自分の身になる事。時間が大丈夫であれば、積極的に参加し、己を高める良い機会にしたいと思います。
総会後は、どちらかというとコッチがメインなんじゃないか!?と言わんばかりの懇親会!今回、新年度始まってすぐの総会であった為、非常にたくさんの盟友の方々がいらっしゃり、とても楽しい話合いの場に
食事も進み、アルコールも進み、どんどん活発になっていく場を見て
「やっぱり、人とのつながりって大事だなぁ」
と切に感じました。青年部には農業者ばかりではなく、農業に携わっている方(農協職員の若い方)もいるので、そういった方々と話を出来るのは非常に貴重な経験。生産者側の意見だけではない、違った視点での農業を見ている方々なので、私達生産者側が今何をやったらよいのか?について、有意義なご意見をいただく事ができました。
そのご意見の中で感銘を受けたのが、ある20代の農協職員の方の言葉で
「農協の事をうまく利用していって欲しい」という言葉。本来なら、農協職員の方が口にしてはならないような事ですが、その職員の方曰く
「これから農協にベッタリだと、いつか大きな落とし穴が来ると思います。農業者の方がその落とし穴をうまく回避できれば良いのですが、だいたいの方は一緒に落ちてしまう。要はリスク分散をして欲しいんです。農協ばっかりに作物を売るのではなくて、やっぱり個人のお客様を持つべきです。農協をうまく利用して、情報収集や勉強会などに活用し、積極的な販売と消費を促して言って欲しいです」と。
若いながら、こういった話が出たのには、正直ハッとさせられました。それと同時にこういった意見を持っている若い方がいる農協も、素晴らしいと。生き生きと仕事をし、自分の仕事に誇りを持っている。その姿勢にただただ頭の下がる思いばかりでした。
これから自分が農業していく中で、切っても切り離せない存在の農協。その農協に素晴らしい盟友がいる。本当に嬉しい事であり、その輪の中に自分がいる事に喜びを感じます。これからは、積極的に青年部の集まりに参加し、触れ合う事で人間性を高め、農業発展に少しでも貢献できればと思います。
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