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MA米。

2010年10月24日 00:12

今日はチョイ小難しい話を。

みなさんは、「MA米」という言葉をご存知ですか?MA=minimum access(ミニマムアクセス)という意味で、最低輸入機会とも言われています。1986年から1995年にかけて、行われた通商交渉(ウルグアイ・ラウンド)において、農産物の輸入が義務付けられ、初年度は国産消費量の4%、段階をふんで8%にまで拡大することが義務付けられています。

結果、年間77万トンという米を海外から全量輸入し、購入代金は税金で賄われています。この77万トンという量は、日本で一番生産量の多い新潟県の65万トンをゆうに超える量です。

しかし、米に関しては輸入せずとも日本の食卓を満たすほどの量があり、今年はおよそ316万トンほどの余剰在庫との憶測もでています。

モノというのは、量が多いと安くなるもの。過剰在庫のせいで、今年の米価は過去最悪といっていいほどの下落率です。今年の岩手の米価はひとめぼれで去年対比3600円安(60Kg)。つまりは30Kgの米が4350円。例として、年間1000袋出荷している米農家さんがいたとすると、180万の損。これは非常に厳しい現実です。

さらには、今年の米の品質は、高温障害により、等級にバラつきがあり、新潟県での1等米比率が2割にもみたないという現状です。幸い岩手県は9割程度の1等米が出来上がりましたが、もともとの米価価格がコシヒカリとは違うので、ひとめぼれは価格に関しては比較できないほどの安さです。

また、今年は戸別所得補償ができて、主食用の米に関しては10aあたり15000円が交付されます。しかしその戸別補償では足りないほどの米価の下落。これを補うのが戸別補償のもう一つの内容で「米価下落分を補償する」という事。しかしこの下落分の補償をいつ交付するのかは、まだ決められておらず、農家の不満は募るばかりです。

さて、ここで、なにが言いたいのかというと、過剰在庫があるくせに、なぜに輸入米を購入する必要があるのか?

農家は米の在庫管理という名目で減反を強いられてきました。40年以上も前から。そのような政策にちゃんと従っているのに、なぜここにきてこのような米価なのか?

国としては、「付き合い」もあると思う。だがその「付き合い」によって農業が破綻してきているのも現状です。こんなんじゃ、いつまでたっても日本の農業自給率はあがりません。

おそらく、今年の年末あたり、農家で支払いに困るところがでてくると思います。春にこんな米価になるなんて誰も予想できないですから。農家を辞める方たちが増える可能性もでてきます。

いったい、国はどれだけ自国の農家を苦しませれば気が済むんだ?

これからの農家はホントどうやっていったらイイんでしょうかね。やっぱり国に頼ってばかりではいられないって事でしょうね。

来年はなんとか米価が戻ってくれるのを願うばかりです。
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